真言宗室生寺派 仏隆寺  千年桜       地図案内 (奈良県宇陀市榛原赤埴1684) 
  
 千年桜(奈良県指定天然物)は推定樹齢900年、幹周7.9mのモチヅキザクラで、奈良県最古の桜とされる。山間地なので市街地よりも1週間程開花が遅く4月10日過ぎが見頃となる。
 仏隆寺(ぶつりゅうじ)は空海(弘法大師、774〜835)が唐から持ち帰った茶を栽培した所で
大和茶の発祥地とされる。仏隆寺は室生寺の南門にあたり、850年空海の高弟・堅恵の創建によるとも更に遡るとも言う。市街地から離れているので観光地化された京都の寺院とは違った風情があり、古びた197段の石段や質素で静寂な風情は遙か昔の奈良時代へタイムスリップしたような気にさせられる。古墳の墳丘を登るようにして参道を登り参拝することになる。