湖東三山  釈迦山百済寺  日本紅葉百選    地図案内  滋賀県東近江市百済寺323
 
 百済寺(ひゃくさいじ)は606年(推古14年)に聖徳太子が近江の仏教拠点の一つとして建立したと伝わる滋賀県で最も古い寺院の一つ。 仏教が百済を経由して伝わったので山号を釈迦山、寺号が百済寺とされた。平安中期の盛時は天台寺院として一千坊を擁したが1573年(天正元年)4月信長の焼き討ちで全山壊滅的打撃を受けた。千年菩提樹は推定樹齢1000年で焼き討ちにより大きく焼損したが根元から蘇った
 後ろの本堂(1650年再建)は国重要文化財。
 1571年信長は天台宗比叡山延暦寺を焼き討ちしたとされ、1573年8月朝倉氏(一乗谷城の戦い)と浅井氏(小谷城の戦い)を滅ぼし、12月松永久秀を降伏させるなど、各地で抵抗勢力を攻撃した。 
 
 
 
千年菩提樹  
 
 表参道の石垣は 城砦化されていた百済寺城の遺構であるが、石が小さいので安土城(1576年築城開始)へ石曳されずに当時のままに残った。摩耗した足許の敷石が幾星霜の時を思わせる。
 
仁王門 に掲げられた2.5mの大草鞋に願いを込めて触れると無病息災などのご利益があるという。
 
観音杉
 
 
 
 
 
旧本堂跡の下に再建された(1650年)本堂は国重要文化財 
 
現在も広大な寺域の百済寺。なだらかな斜面が延びていて頂き近くに本堂が建っている。
 
西に比叡山(848m)、三上山(近江富士、432m)、比良山系 を望む。
 
   
   
小野道風揮毫 「下乗」之碑  菩提樹 
 
聖徳太子ゆかりの  ハナノキ 本坊 ・喜見院は国登録文化財    池泉回遊式、鑑賞式庭園