青蓮院 天台宗 親鸞聖人お手植えの楠 | |
親鸞聖人(1173〜1263) のお手植えと伝わる5本の楠は境内の地割に沿って12世紀末に植えられたという。築地の上に4本、境内に1本見られる。 善人なおもて往生をとぐ いわんや悪人をや『歎異抄』(親鸞) 親鸞は9才で慈円の下で修行し青蓮院で得度した。没後、院内の大谷(現在の知恩院の北門の近くの崇泰院)に墓と影堂が建てられ本願寺の起源となった。 青蓮院(しょうれんいん)の門主は明治まで皇族か五摂家の師弟に限られていた。日本人初めての歴史哲学者・第3世門主・慈円(じえん、1155〜1225)は『愚管抄』を表し公武協調を主張した。 おほけなく浮き世の民におほふかなわが立つ杣(そま)に墨染めの袖『小倉百人一首』 −−身の程をわきまえない事ではあるが 浮き世の民を救いたい 比叡山に住み始めて着ている墨染めの袖で−− 歌集『拾玉集』を残した。 |
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池泉回遊式庭園なので歩いて鑑賞する。華頂殿からみる龍心池を配した相阿弥の庭は素晴らしい。 | |