「立山」は、雄山(3003m)、大汝山(おおなんじやま、3015m)、冨士ノ折立(ふじのおりたて)の総称である。一般に「立山に登る」、というのは雄山に登ることをいう。
 写真ほぼ中央、3000m稜線直下の窪地は山崎圏谷(カ−ル)。氷河によって形成された圏谷(スプ−ンで削り取られたような谷)。1905年地理学者・山崎直方(なおまさ)によって日本では初めて確認されたカ−ル。圏谷は山の東側に形成されるが山崎カ−ルは珍しく西側に形成されている。長さ約600m、幅約400m。「山崎圏谷」として天然記念物に指定されたのは戦争末期の1945年2月。 ジグザグを描く夏の登山道と違って、堅くしまった雪原を一ノ越(右の峠付近)に向かって一直線に登る登山者がアリの行列のように望まれる。                     戻る
 
 雷鳥平(らいちょうだいら)から別山乗越(べっさんのっこし)までの雷鳥坂は標高差約500m、純白のじゅうたんが続く。山頂が真っ白におおわれた剱岳(つるぎだけ、2999m)。
 
立山の噴火に伴う溶岩で形成された広大な弥陀ヶ原 
   
左上のピ−クはアルピニストが憧れる剱岳 雪の大谷  バスの背丈が約3m