善峯寺  京都市西京区大原野小塩町1372     地図案内   
 
 善峯寺(よしみねでら)は1029年源算上人が開山し、1034年後一条天皇によって国家鎮護の勅願所となった。多くの親王が入山し、室町時代に僧坊は52に達したが応仁の乱で大半が焼失した。
 江戸時代に入ると京都の八百屋・仁左衛門の次女に生まれ(お玉の方)二条家の養女となり徳川家光の側室として寵愛され第5代将軍・綱吉の生母となり絶大な権勢をふるった桂昌院(けいしょういん、1627〜1705)の尽力で鐘楼、観音堂、薬師堂、経堂等が復興され現在に至っている。桂昌院は仏教に深く帰依し綱吉に「生類憐れみの令」を出させたと言われる。所有地36万坪、境内地3万坪を有し京都の町が一望できる景勝地でもある。桜やあじさいが季節の彩りを添える。
 
   
   
   
   
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