神武伝承 八ツ房杉 前のペ−ジへ戻る  奈良県宇陀市菟田野佐倉764 地図案内
 
 
 八ツ房杉(やつふさすぎ)は国指定天然記念物で幹周9m、神武天皇が大和平定に際して菟田の高城(うだのたかぎ)に陣を張られた時に植えたという伝承があるので推定樹齢は2000年余になろうか。幹は様々な向きへ伸び人工の補修材を塗布したかと思われる程に美しい紅色をしている異形の杉である。八岐大蛇(やまたのおろち)が蛇行しているような錯覚に襲われる。三十一文字の短歌の起源とされる「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」、神武天皇の道案内をした八咫烏(やたがらす)など、日本神話には八で語る物語が多い。 
 
 
 桜実神社 八ツ房杉 は桜実神社(さくらみじんじゃ)にある。祭神は木花佐久夜毘売(このはなさくやびめ、このはなさくやひめ)で木花は桜を意味するという。神話では木花佐久夜毘売のひ孫が神武天皇。
 
八岐大蛇を連想させるような赤みを帯びた大枝がうねり空中で隣と癒着している枝がある。
 
   
八咫烏(やたがらす)の案内で熊野から大和に侵攻した神武天皇は菟田の高城に陣を張ったという。その菟田の高城(うだのたかぎ)の候補地。  
   
 八咫烏神社 705年創祇。神武天皇が大和に侵攻した時に道案内した武角身命(たけつぬみのみこと、たけつのみのみこと)が祭神である。武角身命が八咫烏に化身して熊野の山中で難渋する神武天皇を案内したと言う。3本足の八咫烏は日本サッカ−協会のシンボルマ−ク。  奈良県宇陀市榛原高塚462    地図案内