身近かな巨樹 名木 花樹        
  悠久の時間を生きてきた巨樹、古木、歴史的伝承が伝わる名木、あでやかに野山を染めて雄大な風景を描く花樹が各地にあります。神々しくそびえる巨樹や古木に出会うと生きる勇気を得た気になります。人々の喜怒哀楽を見ながら超然としてたたずむ巨樹にあやかろうと願う人もいます。春や秋の野山を鮮やかに染め上げる花樹には誰しも心が奪われます。深山幽谷で静かに過ごしている巨樹もあり、まだ未発見や非公開のものもあると推定されます。
 巨樹の迫力を一枚の写真で表現するのは難しい上に、優雅な花を咲かせる樹木のようには目立たないので巨樹や名木に気付かず通り過ぎる人が多いです。でも、樹木は多くの見物人が押し寄せて来るよりも一人静かに生きている方が快適かも知れません。

 開発の名のもとに根元近くまでコンクリ-ト舗装の道路工事をされるのは樹木にとって生活圏を侵略される衝撃的な事と考えられます。歴史的名木であるとの案内板を掲げながら根元間近に舗装道路を通して重量のある石碑まで設置している無慈悲な現実を見ると心が痛みます。根元近くは柵で囲んで歩行者が近づかないようにするか木道を設置して歩行者はその上を歩いて根元付近を踏み固めないようにする心配りが不可欠です。
 数百年以上も生き抜いてきた古木は谷間など強風にさらされる危険が少ない所にある場合が多いのですが、近年の異常気象による過酷な風水害で損傷したり倒れた樹木もあります。

  1913年に本多静六博士が実施した「日本・韓国・台湾の巨樹・名木1500本」のデ-タを1998年に追跡調査した結果、日本国内の巨木の52%が枯死、消失した事が分かりました。原因は①台風②虫害③自然枯死④落雷⑤道路工事・建築です。『森の巨人たち・巨木100選』(平野秀樹 巨樹・巨木を考える会、講談社) 直径1m、樹高50m1本、つまり材積40㎥で55坪の家が建てられるという実用性のため盛んに伐採された時期があります。2001年環境省調査で幹周3m以上の樹木は約70000本で巨樹や古木は急速に減っています。

 我々よりもはるか過去から未来まで悠久の時間を生き続ける姿に敬意を払いながら身近かな巨樹、古木、名木と花樹を訪ねました。

※野生生物に遭遇する危険性があったり、広大に繁茂する藪が雪に埋もれてしまっている積雪期にしか行けないような、逆に積雪期には行けないような奥地まで踏み込んで作成された優れた資料があり参考にさせて頂きました。
樹の国・日本    全国巨樹探訪記     巨樹と花のペ-ジ
『森の巨人たち・巨木100選』(平野秀樹 巨樹・巨木を考える会、講談社)

岩屋の大杉(福井県勝山市)
横根の大杉(福井県越前市)
専福寺(福井県大野市)
白山平泉寺(福井県勝山市)
飯森杉(福井県勝山市)
地蔵院(京都府綴喜郡井手町)
管山寺(滋賀県長浜市)
専称寺(奈良県香芝市)
吉野 (奈良県吉野郡)
栢野の大杉(石川県加賀市)
永平寺(福井県吉田郡)
足羽神社(福井市)
青蓮院(京都市)
今井町のエノキ(奈良県橿原市)
三島神社(大阪府門真市)
堤根神社(大阪府門真市大字稗島)
堤根神社(大阪府門真市宮野町)

菖蒲池白山神社(福井県大野市)
八幡神社(石川県加賀市)
白山神社(石川県加賀市)
春日大社の本社大杉(奈良市)
大川杉(奈良県御所市) 
大神神社(奈良県桜井市)
天理教教会本部(奈良県天理市)
石清水八幡宮(京都府八幡市
千種街道(滋賀県 三重県)
奈良豆比古神社(奈良市)
高鴨神社
玉置神社(奈良県十津川村)
又兵衛桜(奈良県宇陀市)
宇太水分神社(奈良県宇陀市)
陸舟の松(京都市)
ぎおん杉(京都府和束町)
川路桜(奈良市)
畑のしだれ桜(滋賀県甲賀郡)
仏隆寺の千年桜(奈良県宇陀市)
大野寺のしだれ桜(奈良県宇陀市)

葛城一言主神社(奈良県御所市)
西本願寺のいちょう(京都市)

桜実神社の八ツ房杉(奈良県宇陀市)
天神社(奈良県桜井市)
高井の千本杉(奈良県宇陀市)

御連絡は nekononaha2006_2@yahoo.co.jp
ヤマナシ(奈良市)
河原町(京都市)
祇園白川町と円山公園のしだれ桜

竹生島(滋賀県長浜市)
百済寺(滋賀県東近江市)