谷瀬の吊り橋(奈良県吉野郡十津川村) 地図案内      玉置神社    
 
  谷瀬の吊り橋がある十津川村は奈良県最南端に位置する日本一面積の大きな村(672.4ku)で琵琶湖(670.4ku)とほぼ同じ、東京23区(626.7ku)にも近い。村内を熊野参詣道小辺路大峯奥駈道が通る。耕地が少ないので昔から免租され、壬申の乱から太閤検地(1588年頃)を経て幕末まで免租を認めてくれる実力者に味方し出兵してきた。営業距離166.9km、167の停留場を持ち高速道路を通らない路線では日本一の走行距離を誇る八木新宮バスが村内を通過する。
 1889年(明治22年)8月18日〜19日十津川大水害に襲われ19日の推定雨量は1000mm余に達し、被災者約2500人は北海道に移住し新十津川村(北海道樺戸郡新十津川町)が作られた。新十津川町の町旗は十津川村と同じ。
 吊り橋の下は水流が少ないにも関わらず川幅が広いのは当時そこに耕地や集落があったからである。
 森と清流と温泉に恵まれ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が通る自然と歴史の豊かな村である。村内には駐車場から2時間弱で手軽に登頂できる
日本二百名山の釈迦ヶ岳や枕状溶岩と神代杉が生きる玉置山がある。
   
   谷瀬(たにぜ)の吊り橋は長さ297.7m、高さは54mあり生活用の鉄線吊り橋としては日本一の長さを誇り村民は二輪車でも通過できる。谷瀬の吊り橋は大切な生活道路で通学路としても使われている。村内には約60の吊り橋や野猿がある。
     
十分温かい足湯
 

 
   
 ピ−クは釈迦ヶ岳(1800m)、左向こうは近畿の最高峰・八経ヶ岳(1915m)と弥山(1895m)  釈迦が岳山頂の釈迦如来像 古色蒼然の趣ある玉置神社   玉置山の枕状溶岩